くぼりのゲーム紹介『レピドプテリー』

くぼりのゲーム紹介『レピドプテリー』

しっかり考えて!素敵な標本づくり。

蝶や蛾の標本を並べた、小さな観察台のような世界を舞台にした2人用ゲーム『レピドプテリー』。
手札のカードを組み合わせて役をつくり、その役に応じた列へチップを置いていき、カードをすべて使い切るか、チップをまっすぐ4つ並べるか、どちらかを達成したほうが勝ちです。

静かなテーマですが、一手ごとに読み合いが生まれる、クライミング×四目並べのカードゲームです。


どの役を作るとよさそうかな?

カードを出すときは、シングル・連番・ペア・トリプルといった“役”をつくります。
役の種類によってチップを置くことのできる列が決まっています。

強い役で相手を上書きしたい気持ちと、今まさに置きたい列に届く役を選びたい気持ち。 そのふたつが、手札の中でずっと押し合いへしあいします。

「この1手で勝負に行くべき?」
「それとも、後半のためにいまは我慢?」

静かなゲームなのに、心はいつも少しだけざわざわするのです。


同じ役は続けて出せないから、手札の“順番”が大切になります。

『レピドプテリー』には、とても大事なルールがあります。
自分が直前に出した役と同じ種類は、連続して出せません。

たとえ強い連番を持っていても、さっき連番を出してしまったなら次のターンは別の役。
どんなに強いカードも、好きなタイミングで出し放題というわけではないのです。

だからこそ悩ましく、だからこそ面白い。
・弱いけれど別の種類の役をあえて切る
・後半に残したい役の種類を手元に置いておく
・相手が次に出しそうな役を見て、先に動く

一見シンプルなのに、手札管理の奥深さがじっくり味わえます。


列が埋まると景色ががらり!

一列埋まると“大きな変化”があります

どの列にも少しずつチップが積み重なっていくと、やがてどこかの列が上まで埋まります。

すると、その列はしばらく使えなくなり、もし先に埋まっていた列があれば、そのチップはすべて取り除かれます。

せっかく並べかけていた自分のラインが消えてしまうこともあれば、相手の決め手を消すために、あえて別の列を狙って埋めにいく展開もあります。

標本台の上で、並んだチップがぱっと姿を変える瞬間。
後半に向かうほど、緊張とわくわくが同時に押し寄せてきます。


パスで少し一息。

手札とワイルドカードを整えて、仕切り直しができます。

相手の役を上回れないとき、あるいは無理に競り合いたくないときは「パス」を選べます。

パスをすると、

  • 場のカードがすべて流れて
  • 手札が12枚になるまで補充され
  • ワイルドカードがもう一度使えるようになります

大きく呼吸し直すようなひとときです。

「ここで整えて、後半に備えよう」
「いや、まだ押すべきかもしれない」

この判断が、静かな勝負の流れをそっと変えていきます。


ふたつの勝ち方が、ふたつの物語を生み出します

勝利への道は2つ。

・標本台に4つのチップをまっすぐ並べる
・カードをすべて出し切る

相手が盤面で勝ちにくるならこちらはカードで、相手がカードを減らしているならこちらは盤面で。

2人だけの静かなせめぎ合い、読み合いが、魅力のゲームです。


こんな人におすすめ!

・2人でじっくり読み合うゲームが好き
・大富豪のような「役の強弱」を使ったプレイが楽しい
・四目並べのような“置く位置の意味”を考えるのが好き
・相手の気持ちや次の一手を読むのが得意
 ・蝶や蛾の静かな美しさに惹かれる

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